授業紹介 Our Classes ※科目名が同じでも担当教員により内容が異なる場合があります。履修登録の前に必ずシラバスで内容を確認してください。 時間割コード 135243 2024(令和6)年度 OU-SDGsプログラム選択科目 春夏学期 木 5 シラバスを見る 共生学の話題—国際協力とボランティア 科目区分基盤教養教育科目(総合型科目) 担当教員 坂口 真康、澤村 信英、F・R・Andriariniaina(人間科学研究科)他 本科目では、国際協力、特に発展途上国に対する開発援助の枠組みやアクター(ボランティアを含む)、さらに最近の課題について広く体系的に理解することを目的とします。また、具体事例を通じて理解を深め、受講生自身が国際協力への関わりの可能性を探るきっかけとなるよう、国際協力の実務・ボランティアの経験が豊かな講師をゲストスピーカーとして招聘します。国際協力やボランティア活動に関心のある学生の具体的行動につなげる一助にしたいと思います。 全15回の授業のうち8回は、多様な組織、多様な立場、多様な分野において実務経験のあるゲストスピーカーが担当します。受講生の皆さんは、これらの活動に対するリアリティのある講義を通して、多くのことを吸収できるように工夫しています。グループディスカッションの時間も設けます。 国際協力において経験に勝る知識はない、というのが講師陣の基本スタンスですが、その経験も体系的な知識の元で理解・整理されなければ、個別の体験談に終わってしまいます。特に、将来的に国際協力に関わる可能性を持つ学生の皆さんには、国際援助の枠組みや主なパラダイムを基礎知識として身につけた上で、ボランティア等の行動を学生時代にすることが重要だと考えています。 SDGsとの関わりSDGsは、その対象が発展途上国に限定されることなく、先進国も達成すべき共通の目標として設定されたところに特徴があります。逆に言えば、現在のSDGsは、MDGs(ミレニアム開発目標:2015年を目標達成年とされ、途上国の開発課題に焦点が当てられていました)の後継になりますが、開発の側面が弱められ、特にアフリカ諸国などの低所得国にとっては目標としてそぐわない面があります。 本科目では、そのようなSDGsの中でも、途上国の開発問題、特に教育、保健、環境などに焦点を当てた授業内容としています。そして、国際協力や開発援助の枠組みや国際援助における理念の変遷、今日的な課題についてグローバルな視点から理解し、身近なところから行動を起こす機会になればと願っています。 関連リンク 国際協力機構(JICA) 国際開発学会(JASID) 日本国際ワークキャンプセンター(NICE) PAGETOP