成果

Outcomes

「共生学の話題—「北欧」モデルと日本の福祉社会」ゲスト講義(井上康 氏)

2025.4.16

2025年4月16日 OU-SDGsプログラム選択科目 「共生学の話題—「北欧」モデルと日本の福祉社会」において、下記の通り、 社会福祉法人クリエイティブサポートセンター 「えーぜっと」代表の井上康氏がゲスト講義をされました。

授業実施内容

日本における障がい者福祉の課題についてのビデオを視聴した後、重度の脳性麻痺のため電動車イスでの一人暮らしを続けている井上康氏より、障がい当事者の立場から、かつての施設での生活、今の生活、介助者との関係性など、日本の障がい者支援の現状と課題を語っていただきました。井上氏のお話の後、履修生から質問が出され、活発な意見交流もできました。講義後、井上氏のお話で心に残ったことをまとめる課題を受講生に出しました。

実施効果

  • 大阪大学OUマスタープラン実現加速事業(活性化A)「DE&I実装キャンパスの実現」において毎月、豊中キャンパスでパン販売を行う「えーぜっと」(障がい者支援事業)の活動の意味について、SDGsの理念とともに履修生に伝えるきっかけとなりました。井上氏と「えーぜっと」の皆さんは、毎月1回、豊中キャンパス(ダイセルスタジオ)へパンの販売にいらっしゃるので、今後も履修生との交流が続くことを期待します。
  • 重度障がいのある女性の介助ボランティアを続けている人間科学部の4回生も出席してくれたおかげで、介助をする側と介助を受ける側の関係性についての議論をよりリアルに履修生(主に1~2回生)に伝えることができました。
  • 履修生から積極的な質問があり、それに対し井上氏が答えるという形で活発なやりとりもあり、履修生にとって障がい当事者の井上氏と直接議論する貴重な機会になったことと思います。井上氏のおかげで当事者の声を聴くことの大切さを伝えることができました。

参考:授業紹介ページ

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