「共生学の話題—「北欧」モデルと日本の福祉社会」ゲスト講義(上村有里 氏 )
2025.7.16
2025年7月16日 OU-SDGsプログラム選択科目 「共生学の話題—「北欧」モデルと日本の福祉社会」において、下記の通り、特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク事務局長の上村有里氏がゲスト講義をされました。
授業実施内容
NPO法人とよなかESDネットワークで事務局長を務める上村有里氏より「日本の子ども政策と地域福祉―豊中市の事例から」というテーマでお話をしていただきました。上村氏は豊中市を拠点に子ども支援の分野で活躍をされており、豊中市立市民公益活動支援センターの受託運営、豊中市子どもの居場所ネットワーク事業コーディネーター等の活動を通じて、地域における公民協働の子育て支援のあり方を探求しておられます。講義では、現在、日本の子どもが置かれている状況、それに対する国の政策を整理し、豊中市での実践例を紹介していただきました。講義後には履修生から質疑を受け、子育て支援における公民協働の意義を議論し確認しました。授業後はふりかえりの為、コメント提出を課しました。
実施効果
- 本授業TF(ティーチング・フェロー)とともに、豊中市の子育て支援でフィールドワークをする大学院生にも議論に参加してもらい、社会的課題の解決に地域で取り組む団体に学ぶことの意味をリアルに履修生に伝えることができました。
- 授業後に上村氏へ質問の列ができたほどで、履修生の関心も高く、身近な地域でのボランティア活動から研究テーマが見つかる可能性を伝えられたと考えます。上村氏のもとには履修者からのボランティア活動の申し出が、早速、届いていました。
- 全学共通教育において、地域の子ども支援団体(NPO法人とよなかESDネットワーク(豊中市))との協働による社学共創の授業が実施できました。
参考:授業紹介ページ