「阪大SDGs学入門」ゲスト講義(山﨑琢磨氏)
2026.6.19
2026年6月19日、OU-SDGsプログラム必修科目「阪大SDGs学入門」において、下記の通り、山﨑琢磨氏(認定NPO法人アクセプト・インターナショナル)がゲスト講義をされました。
授業実施内容
第9回の授業において、アクセプト・インターナショナルの山﨑氏より、テロや武力紛争の背景にある「憎しみの連鎖」をどう「ほどく」のかについて講義していただきました。武装組織に加わった若者を、単なる加害者ではなく、復讐・貧困・強制・洗脳などの背景を持つ一人の人間として受け止め、対話、離脱支援、社会復帰、国際規範づくりへつなげる平和構築の可能性が示されました。
実施効果
毎回の授業後の課題として課しているミニレポートの回答からも、学生が「テロリスト」や「紛争」を遠い世界の単純な悪としてではなく、復讐、貧困、強制、洗脳、居場所のなさなどが絡み合う人間の問題として捉え直していることが分かりました。特に、「憎しみの連鎖を断ち切る」のではなく「ほどく」という表現、また「100%分かり合おうとしない」まま対話を重ねる姿勢に強い印象を受けており、元戦闘員が社会復帰し、平和の担い手になる事例に、学生は大きな驚きと希望を感じていました。そして、自分にできることとして、寄付や情報発信だけでなく、身近な人間関係やSNSでの対立に対しても、背景を想像し、偏見を持たず、対話を試みる意識が高まっている点にも注目したいです。